凡例

大韓民国の臨時政府樹立及び開国100周年を記念して復刊した 韓国の古典と古い敎科書629冊

開化期以前の朝鮮王朝で発行された教育資料は、実際は教科書というより、広い意味で韓国民族の古典といえる。この叢書には、中でも広く活用されたものや、歴史的・学術的に価値が高い資料を中心に盛り込んだ。正規学校の教育体制が定着した開化期以来の資料は、原則的に教科課程で使用した教科書を中心に影印復刊の対象のなる資料を選別したが、時に『科外讀本』のような副教材、「国語生活」のような学習参考書も少数含まれた。

時期の区分は、資料の原典が形成され広く使用され始めた時点を基準にした。『(校刊)柳氏諺文志』や『正蒙類語』のように後代で公刊された資料だとしても、内容上の変改がほとんどなかったり、あるとしても改稿レベルとは見なせない資料は、その原典または初版本が属した時代に応じて分類した場合もある。大正14[1925]年の刊行本を底本にした『算学通編』を第2集に含めたのも同じケースだ。

『十九史略諺解』のように、分量が多く分卷された一部の資料の場合、製本の不便と使用者の便宜を考慮して、卷次にしたがって分冊した事例もある。過去にも重刊や復刊の過程で製本の便宜上よくあったことだったため容認できることだろう。逆に『中等數学』3のように、第一類と第二類にもともとは分冊して発行されたが、この復刊叢書では合冊した場合もある。

目録の資料の名称は、例外なく全体の題名(full tltle)を使用した。表紙の題名の前に著作の主体が別に表記されていたり、付加的な説明、または、版次がある場合は、それを小字で( )の中に表記した。卷次や副題が表示されていたり、学年と学期が分かれる場合はこれを標題の後ろに付記した(『初等国語1-2 (学校と野原)』 / 『(学部編纂)普通学校学徒用国語讀本』卷七/『(新編)高等朝鮮語及漢文讀本』卷一 /(訂正再版)普通学校国語讀本卷一 / 『歌の勉強』 6)。

題名と書誌事項は検索の便宜を考慮して、もともとも資料にある言語をそのまま反映し、ハングルはハングルで、漢文は漢文で、日本語は日本語で、西欧語は西欧語で表記した。題名が漢字や外国語の場合は別途ハングルの訳文を併記せず、もともとの資料の言語をそのまま使用した。但し、原資料に翻訳の題名が表れている場合は題名の訳(譯題)を併記した。標題はハングルまたは漢文で表記し、内題に西欧語の標題が見られる場合も西欧語の標題を付記した(Manuel de la Langue Coréenne Parlée à L’usage des Français / Advanced Arithmatics 『高等算学新編』 / Schlussel zur Koreanschen Konversations=Grammatik 『朝鮮語交際文典附註解』/ .蒙千字 The Thousand Charcter Series)。

629冊の影印復刊本の一切の資料は、装丁の方式が韓裝、和裝、華裝、和装であるかを問わず、実物大の規格にしたがって制作した。誤差の許容値は、版心がある東裝本の場合、半葉は四周5mm、板匡は四周3mm、洋装本の場合は四周4mmだ。

線装した木版本や木・金属活字本の場合、同じ版式の印刷本だとしても使用した紙の大きさや磨耗の程度によって多少偏差が発生してしまう半葉の規格は、外部の所蔵資料の規格を参照して一部補正した事例もある。反面、形態書誌の側面で意味のある匡郭の大きさは、できるだけ使用した底本の実測の規格を最大限忠実に反映した。混合版式の場合は基本的に巻頭署名がある紙面や第1a面を版事項の叙述や規格実測の基準とした。

いくつかの資料に見られる落丁や破損は、できるだけ同一本から該当の紙面を探して補ったが、同一本を発見できなかった場合は該当の紙面を破損した形のままで影印したり、該当紙面の上段に落丁である旨を表示した。ごく一部ではあるが、石印本『初等国語下』(37~38面)のように、最初から印刷の段階で特定の紙面の印刷が抜けた事例もある。この場合は、原本と同じく空の紙面にした。

强占期以前に印刷または発行された古書の標題は原則的に題箋の本の名称をそのまま反映した。最初から題箋をつけなかったり、つけたとしても題箋が不十分であったり、逸失、題名がよく見えない場合、標題を內題, 卷首題, 目次題, 卷末題から補った。(『朝鮮略史』全 →『朝鮮略史十課』全)

いくつかの著作を合編した『女四書諺解』のような場合は、多少長たらしくなることを勘案してでも、題簽で原題名と共に本に含まれた原典の書名と卷次を小字で表した(『女四書諺解』卷第一女誡/卷第二女論語)。多卷本の場合は題箋に冊次と卷次が小字で補足されている場合がある(『十九史略諺解』第一之一)。この場合の卷次や冊次の書体は本文から集字して使用した。

合本した資料の中から一部だけを採択した場合も、該当資料の巻頭署名を標題として使用した(『月印釋譜』に合編された訓民正音諺解 → 『世宗御製訓民正音』)。

同じ資料が後代になって改めて重刊された場合、底本の刊記などで印行された海外の干支を集字し小字で題簽に追加して表示した(『甲戌重刊御製千字文』/『庚午重刊新編算学啓蒙』)。版元を表す必要がある場合にも、これを原題の前に小字で表した(『光州刊上千字文』)。同じように、書体は本文から集字した。

類似または同一資料の著作の主体が違う場合、題簽の下に著作者と編集者を別に表示して区分した(『国文正理』(イ・ボンウン著作本) / 『国文正理』(イ・ギュデ編集本))。

開化期以来の資料の版權紙や刊記にある年號(開国 建陽 光武 隆熙 明治 大正 昭和 皇紀 檀紀)と年度は、該当年号と年度を先に表示し、[ ]の中に西暦の年度を併記した。但し、解放以降の資料に見られる紀元檀紀は例外なく4000年代期に当たり他の年号と混同する余地がないため、年度の前に檀紀の表記を省略して、檀紀の年度と共に[ ]の中に西暦の年度を表した。

影印復刊の対象となる資料は、板本と印本を中心に選択した。一部、書誌的・史料的な価値が高い手書本を考慮の対象にしたこともあるが、広く流布、共有された史料を影印するという主旨を生かして、筆写本はできるだけ排除した。物資が不足して教科書の供給が円滑でなかった解放前後の時期、一部の単位学校などで制限的に使用された油印本(いわゆる、謄寫本)は、少数含めた。

版権紙や刊記がない資料の場合、編集者の判断にしたがって任意で時期を分類した場合もある。

日帝强占期の朝鮮総督府が発行した資料は朝鮮文を中心に選別したが、日文の資料も一部含まれた。時々、同じ内容の全体を日文と朝鮮文に分けて収録した資料もあり、その場合は朝鮮語で編集された部分だけを切り抜いて影印した(『敎育学敎科書』)。

24巻から成る『太西新史』のように4冊と2冊で束ねた二つ以上のバージョンがある場合、2冊本を底本とした場合でも摺張の線裝本の特徴からして厚さを考慮し、4冊本にしたがって分卷した事例もある。

この影印復刊作業のために所蔵資料のイメージ複製にご協力いただいた機関及び個人は下記の通りである。ご協力いただいて複製したイメージは、チャンビィアーカイブ所蔵本の破損や落丁を補う上で大いに活用した。影印本の特徴からして、利用した資料ごとに参照または利用した具体的な内訳を一つ一つ表示することはしなかった。ご協力いただいた機関と関係者のみなさまに感謝申し上げる。開化期の国語と歴史科目関連資料の内一部の制作には、かつて白純在(ペク・スンゼ)先生が亞細亞(アセア)文化社と共に影印した『韓国開化期教科書叢書』から多大な助けをいただいた。このことも付記すべきであろう。

国立中央圖書館
国立ハングル博物館(デジタルハングル博物館)
ソウル大学校中央圖書館 奎章閣(キュジャンガク)韓国学硏究院
全羅南道(チョンラナムド)敎育廳
国立中央博物館
国會圖書館 大韓民国歷史博物館
全南(チョンナム)大学校中央圖書館
梨花(イファ)女子大学校中央圖書館
韓国敎員大学校敎育博物館
圓光(ウォングァン)大学校中央圖書館
高麗(コリョ)大学校海外韓国学資料センター
国立民俗博物館
文化財廳
大邱(テグ)鄕土歷史館
獨島(ドクト)博物館
濟州(チェジュ)敎育博物館
ハンバッ敎育博物館
三省(サムソン)出版博物館
延世(ヨンセ)大学校学術情報院